思い出の天皇賞春【ベストレース】

個人的には天皇賞・春という枠を越えて私の競馬歴20年の中のベストレース。

1997年 第115回天皇賞・春

1着マヤノトップガン
2着サクラローレル
3着マーベラスサンデー

いまだにこのレースを越える名勝負はないと思っている。
今はどうしようもない人間になってしまった田原だが、騎手時代はきれにきれていた。とりわけこのレースは神がかっていた。
三強のうちのサクラローレルとマーベラスサンデーが3コーナー手前で早々に前に行って、よく内で我慢出来るなと。一緒に走ったローゼンカバリーの藤田騎手が「あそこで内でじっと我慢出来るのはすごい。」と言っていたそうだが、マヤノトップガンという馬は逃げ先行でG1三勝してきた馬で、後ろから行く馬ではないという世間の認識があった。
何せ前哨戦の阪神大章典で田原が新しいトップガンをお見せするといって差しに回って勝った後ですら調教師は次は前に行ってくれると思うと話していたのだから。
周囲の雑音はよそに、頑なまでに差しという選択を貫き、3秒近くもレコードを更新する差し切り勝ち。
その後はトップガンは故障で引退、サクラローレルも凱旋門に行くも故障で引退、マーベラスサンデーも故障で有馬一戦しか出来ず引退。その他の上位入線馬もほとんどが故障か調子を崩したように、タイムからも極限のレースだったのだろう。

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